先月の中秋の名月は、19日、丁度満月でした。
とても大きくて、とても美しく光り輝く
それはそれは綺麗なお月さまでした。
今宵はその中秋の名月である、
旧暦8月15日の十五夜の後に巡ってくる十三夜、
旧暦9月13日のお月見です。
十五夜には里芋などをお供えすることから、
別名「芋名月」と言われるらしいのですが、
十三夜には栗や豆をお供えすることから、
「栗名月」「豆名月」と言われるそうです。
十五夜は中国から伝わったものですが、
十三夜は日本独自の習わしのようです。
昔の方たちは、十五夜と十三夜を愛でることを大切にしていて、
どちらか片方だけのお月見は、「片見月」と呼んで、
縁起が悪いこととしていたそうです。
これを知った時、去年出雲大社にひとり旅をした際に知った、
出雲大社だけをお参りして、
出雲大社の大国主命のお后、三穂津姫命が祀られている
美保神社をお参りしないのは、「片参り」と呼ばれ、
両方お参りしてこそ願いが叶う、と言われていることを思い出しました。
満月前のちょっと欠けたお月さまを愛でる。
私も、今夜は十三夜を見上げてみようかなと思います。
★写真のうさぎは、亡き母が昔どこかで買ってきてくれたお土産。
自分でも飾り物や人形を作ったりして、
こういう可愛らしいものが好きな母でした。
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