2014年、パルコ劇場での『国民の映画』 を観て。

 
三谷幸喜作・演出の舞台『国民の映画』。
その初演は2011年。
3月6日のプレビュー公演開幕直後に東日本大震災が起こり、一時は公演続行も危ぶまれたそうですが、
来て下さるお客様のために、と上演を続けたそうです。
そして、後に、数々の賞に輝いた作品となりました。

私はこの当時はまだ、演劇にはそれほど興味がなかったので、この舞台のことも知りませんでした。
この舞台を知ったのは、平岳大さんのファンになってからです(笑)
毎度、平岳大さんネタですみません( ‘-‘ )( ,_, ) ペコ(笑)
でも、もし、平さんのファンになっていなければ、私はこの舞台は観ていなかったなぁ。。。
なぜなら、お話がポスターやパンフレットを見てわかるように、”そういう時代”のお話だからです。。。
とても苦手なの。。

でも、この舞台がDVDで出ていると知り、どうしても観てみたくて探したのですが、
レンタルビデオ店にはなく、結局パルコ(だったかな?)でDVDを購入して、やっと観ることができました♪

そして、今回2014年は、パルコ劇場40周年記念作品としての再演。
メンバーは多少替わりましたが、なんせDVDでしか観たことがない舞台、それはやはり、とても楽しみでした。
内容は、前述した通り、最後はシビアな現実を突きつけられることに変わりはないのですが。。。
でも、DVDで観た舞台と生の舞台では、どれだけ受ける印象が違うのだろう、ということに、とても興味がありました。
そして、それは、とても大きな大きな違いでした!
なので、今回は、2011年の時のDVDと、今回観た舞台の違い、という観点からの感想になるかと思います。

今回は、私への自分からのお誕生日祝いで、お誕生日の翌日2月13日に観に行きました。
(ちなみに、12日はフラメンコを観るはずだったのですが、風邪で断念…ぐすん。)
そして、その舞台を観たら、ど〜〜〜しても、もう一度観たくなって、頑張ってチケットをGETすることになったのでした♪
2月13日は、C列の24番。
C列というのは、6番目の列なのです♪
右よりでしたけど、ほぼ中央に近い席だったので、右側のセットでの、お話していない方たちの細やかな演技を観ることができました♪
そして、なんとかGETできた、東京での千秋楽一日前、3月8日の席は、なんと!A列18番という、4列目のほぼ真ん前でした!!ヽ(´▽`)/
この席は本当によかったぁ〜♪

 
写真

(※「国民の映画」のパンフレット)

 
全体的に思ったのは、やはり舞台はいい!!ということ♪
DVDだと、もちろん前半部分は面白さもあって笑えるんだけど、後半部分になると、一人で観ていると、私は笑えなくなっていたのです。。
でも、今回舞台を2回観てわかったのは、本当に最後の最後まで、笑いが絶えない!これは、びっくりしたし、意外だったけど、私もそうでした(笑)私も大笑いしてた(笑)

小日向さんは、DVDで観ていた時は、自信があるのかないのか、よくわからない感じを漂わせていて、なんともいえない不気味さがありました。
「小日向さんって、私の中では優しそうないいイメージなんだけど、本当はこういう不気味な人なの…?」と思わず思わってしまうような感じだったのだけれど(わたしだけ?(笑))、今回はその不気味さもありつつ、でも、ご本人がなんとなく楽しんでいらっしゃるというか、前より余裕があるのかな〜?と感じたりもしました♪

今回、配役で大きく替わったのが、前回は新進女優役だった吉田羊さんが、今回は小日向さんの奥様になったことかなと思います。
私はDVDで観ていたこともあって、どうしても一回目の時は、「うーん。。石田ゆり子さんの印象が強いんだけどなぁ〜」と思っていたのですが、千秋楽の前日に観た時は、「あぁ、とってもいいなぁ〜」と思いました♪
あと、嬉しかったのは、シルビア・グラブさんと新妻聖子さんの生歌を聴くことができたこと♪
いや〜〜〜〜、凄かった!素晴らしかったぁ〜♫•*¨*•.♪♫
新妻聖子さんは、今回のショートボブのヘアスタイルの方が、より役柄に合っていたように思います♪

そうそう、とても重要な役の小林隆さん、いいですね〜。私大好きです。
激高するわけではないのに、伝わってくる心のひだというか。。。
やはり、今回観て、そういうことを感じることができて、とても良かったと思います。

あ。。。肝心の平岳大さんのことを書いていない(爆)
えとですね。平さんは、「二枚目だけど、おつむが弱い」という、売れっ子の二枚目俳優の役なんですが(笑)、今回の方が、より際立っていた気がします(笑)
実際、背も高く、スタイルもよく、とても二枚目なのに、お笑い担当みたいな役どころ(笑)
それが、とても良かったです♪
ともすると、嫌味になってしまいそうな役柄なのに、
そうならずに、「あぁ。。。んもう〜〜〜♪ 」と思わせてしまう演技♪ (笑)
平さんは、年末の「ピグマリオン」でのヒギンズ教授役もそうですが、やはり一癖も二癖もある役や、今回のような役柄、いいですね〜!
そして、やはり舞台で映えます!
やはり、舞台での平岳大さんが、私は一番好きです♪
舞台での声もいいんですよね〜。
なんか、平さんが登場するシーンになると、コミカルな演技が、いい感じの「緩み」みたいな空気感を放っていて、なんか、とってもいい味わいを出していらっしゃいました♪
今回の方が、振り幅が大きいのかしら?
でも、そういう役でも、平岳大さんは、相変わらずとても格好良かったです♡

あと、書き忘れるところだった!
カーテンコールの後のシーンは、いい時代のみんなの一コマのポスターみたいで、なんだか、うるっときました♪
本当に観て良かった!

まだ、愛知、福岡公演あるから、ぜひ観てほしいな♫•*
(私が観に行きたいわ〜♪ )

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