b’mission 旗揚げ公演「マッチ売りの少女」を観て。

 
とあるご縁で知り合った荒川大三郎さんが、
この夏に立ち上げた、劇団・・・ではなく、ユニット?
その、b’missionの旗揚げ公演を、7月に観に行ってきました。
(荒川さんは今回は演出と、最初から伺っていました。)

当日はものすごいゲリラ豪雨の雷雨が来る!という予報で、
実際、要町の駅に降り立ったら、
雷さまがゴロゴロ、すごい勢いを増していて、
雷さまが大嫌いな私は、どしよ(;_;)・・・と思ったのですが(笑)
即座にコンビニで傘を買い、聞こえないふりで、すたこらさっさと早足で劇場に向かいました(笑)
でもね、着くまでの5分ほどの短い時間なんだけど、
本当に怖くて、着いた瞬間、本当にほっとしました♪(笑)

別役実、という名前はなぜか知っているのですが、
私は彼の書いた「マッチ売りの少女」を観るのは初めてでした。
ただ、FBで前日に、荒川さんの知り合いの方の感想を目にしていたので、
これは観たままを素直に受け止めた方がいいお芝居なのかな?と思い、
何の先入観も持たずに観ました。

これは、私にとっては珍しいことなのです。
私は実は、本は小説であろうとなんだろうと、
まえがき、あとがき、本文と読む癖があるのです。
そして、基本は斜め読みという、とても失礼な読み方。。(^-^;
なので、映画やDVDも、筋を読んでから観る癖があるのです。
それは、筋を知っていた方が、すんなりその世界に入り込める、という思いがあるからです。
だから、私の場合は、ネタバレは全然オッケー!なんです(笑)
あ、話が逸れてしまいました(^-^;

はっきり言うと、最後は「え?」でした(笑)
これは、不条理劇というのですね〜。
それを知って、後から、あぁ!なるほどな〜と思いました。

でも、私はとても面白かった!
以前、下北沢で拝聴?した、朗読劇の中山一朗さんが、やはり凄かったな〜。
私は既に彼のファンかも〜♪( ´▽`)
なんだろうな〜、朗読劇の時も思ったんだけれど、
声に説得力があるというか。。
o(>、<)o ウ~ン 素人ゆえ上手く表現できないのが悲しいヽ(;▽;)ノ
そして、その奥様役の久保庭尚子さんも、凄かった!
不条理をたたきつける若い女性は、劇団唐組の藤井由紀さん、
その弟役、いや、え?弟?どこがじゃ?みたいな(笑)役の方は、髙山春夫さん。
このお二方も、ヾ(・・;)ォィォィ・・・え?みたいな!!(笑)
不条理を叩きつけているくせに、何故か妙に納得してしまうような演技なんですよね−!(笑)

いやぁ〜、最初から不条理劇と知っていたなら、また感じ方も違ったのかもしれないけれど、
全く知識ゼロで行ったので、不思議な世界に引き込まれてしまいました(笑)

あの最後の、何もなかったかのような終わり方は、
別に今回に限ったわけではなく、そういうストーリーなんですよね(笑)
そこを、どう捉えればいいのか、、、
家に帰ってきてから、しばし考えてしまいました。

別役実という人は、なぜ、この戯曲を書いたのか、
なぜ不条理劇なのか、
なぜ???という思いばかりが、頭の中をぐるんぐるん・・・

でも、それは、演劇人ではない私は考えず、
ただ受け入れればいいのかな?と改めて思い、
そこでこのお芝居に関する感想もおしまいにしました。
でもね。
今のこの時代に、こういうお芝居を観ることができて、
私はとても良かったな〜と思いました。
「不条理」なのに、突きつけられると、抗えなくなってしまう人間の弱さとか、見せたくなかった弱さとか。。。

荒川さん、声をかけてくださって、ありがとうございました!
あ、そうそう、荒川大三郎さんは、演出の時は荒川正三郎さんなんですね〜♪
また、次回も楽しみにしていますねヽ(´▽`)/

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