やっと、念願だった、
『興福寺創建1300年記念「国宝 興福寺仏頭展」』を
東京藝術大学の美術館に観に行ってきました。
以前、
『佐久間良子さん『私の履歴書』と興福寺仏頭展』
というブログを書いたのですが、
その『私の履歴書』の中で紹介されていた
” 相田みつを「こんな顔で」” の元となった山田寺佛頭。
どうしても、その仏頭を一度見てみたかったのです。
それが今、東京で観られる、ということで、行ってきました。
まず迎えてくれたのは、
重要文化財「厨子入り木造弥勒菩薩半跏像」(鎌倉時代)。
とても細やかな細工が施されていて、
素晴らしいな〜と見入ってしまいました。
そして、私の心をぐっと掴んだのは、国宝「板彫十二神将像」。
平安時代の作で、かつては、東金堂の薬師如来像の台座の周囲に
配されていたと言われているそうです。
ヒノキのわずか厚さ3センチ前後の板を彫った、板彫り彫刻なのですが、
とにかくどれも表情が豊かで、頬や顎のふくらみ、顔の細やかな凹凸、
腕や脚の筋肉、足の甲の筋などの表現が、
生命力を感じさせるような、本当に生き生きとしているのです。
かすかに彩色されていたのがわかりますが、
これは元はどれほどの色を使って、どれほどの鮮やかさだったのかな〜。
色がついていたら、また感じ方も変わるんだろうなと思いました。
結構な大きさなので、迫力もあります。
そして、今回の見所である、国宝「銅造仏頭」と、
現在も東金堂に安置されている、国宝「木造十二神将立像」(鎌倉時代)。
この仏頭は元は、飛鳥の山田寺にあったものを、
平安末期に、興福寺の堂衆たちが山田寺から運び込んだ白鳳時代の仏像で、
薬師如来として安置されました。
しかし、15世紀初頭に落雷を原因とする火災で、頭部のみが残ったものだそうです。
国宝「木造十二神将立像」は、本尊・薬師如来の守護神です。
この「木造十二神将立像」もやはり彩色が施されていたそうで、
今はかすかにその名残を見ることができます。
こちらも躍動感を感じさせる見事な仏像でした。
しかし!
やはりなんといっても、国宝「銅造仏頭」です!
「白鳳の貴公子」とも言われ、
真正面から見る表情、横から斜めから見る表情、間近で見る表情、
少し離れたところから見る表情が違うのです。
とても優しい顔に見えたり、慈悲深い顔に見えたり、
何か諭されているような厳しい顔に見えたり…
かなり長い時間、場所を変えては眺めていました。
最後に少し離れた真正面から、しばらくの間、眺めていたのですが、
なんとも慈悲深い笑みをたたえた表情に思えて、
涙が溢れそうになりました。
心が癒されたひとときでした。。。
本当に観に行ってよかった。
★『興福寺創建1300年記念「国宝 興福寺仏頭展」』は東京藝術大学大学美術館にて、11月24日(日)まで。
かこさん。
きっと忘れちゃっているかもしれませんね。
10年振りくらいになるとおもいます。
ブログのコメから逸脱しちゃってますが連絡してみたくてここに残してみました。
ocy(?)の元妻です。
月日の経過はあっという間です。
またお会いしたいです。
突然でごめんなさい。
わぁ〜〜〜!!かおりちゃん、お久しぶりです!
はい、覚えてますよー♪ その後お元気ですか?
連絡くださってありがとう(○´◡`○)
後でメールの方へご連絡しますね♪
[…] [ 追 記 ] 興福寺創建1300年記念「国宝 興福寺仏頭展」が、 東京藝術大学大学美術館にて 2013年9月3日(火)-11月24日(日)開催されました。 実際に観に行った感想は、こちらに書いています。 […]