新国立劇場 舞台『ピグマリオン』2回目の観劇(2013/11/20)

 
舞台「ピグマリオン」2回目、昨日11月20日に観劇しました。
最初は14日と千秋楽のチケットを取っていたのですが、昨日は舞台の後、トークショーがあるということで、ぜひ観に行きたいな〜、だったらやっぱり舞台も観たいな〜と思い、後日20日のチケットも予約したのです。
なので、今回はトークショーを中心に♪

トークショーは中井美穂さんの司会で、演出家の宮田慶子さん、石原さとみちゃん、平岳大さん、小堺一機さんによるものでした。
45分程度を予定とおっしゃっていたのですが、1時間半近いトークショーとなりました。とってもとっても楽しかったですよ〜♪ 

昨日は16列目の真ん中、全部を見渡せる感じの席でした。(トークショーの時は自由席だったので、前の席へ移動しました♪ )
やっぱり、とても華やかで、センスのいい舞台だな〜と思いました。
ヒギンズ教授、イライザ、ミセス・ヒギンズのお部屋は色味がなく、全体的に白っぽいというか、薄いブルーグレイのような世界という感じです。
家具や飾りも白を基調としていて、机や椅子、飾り棚など全てに黒いラインで様々な装飾がされているのですが、これは美大の学生さんがチームを組んで、一つ一つ手描きで描かれたのだそう。

これが本当に素敵なのです。
宮田さん曰く、当時のような家具を置いて、その時代の雰囲気を出しても良かったのだけれど、今回は当時の時代を感じさせるより、時代感をなくして、人間の動きや衣装を際立たせたかった、というような意図だったようです。
そして、それは、そこに当たる照明によっても雰囲気が変わり、とてもよい雰囲気を醸し出していました。

今回の「ピグマリオン」、私は、ヒギンズ教授役の平岳大さんの圧倒的な存在感を感じます。

前回の感想では書かなかったけれど、この「ピグマリオン」の本当の主役は、実はヒギンズ教授なのかな?と思っていて、今回もやはり同じことを感じました。
また、前回も感じていたことだけれど、平さんの立ち居振る舞いの美しさは、群を抜いていますね。
背が高いだけではなく、日本人離れしたその体格の良さゆえ、タキシードやフロックコートがとても似合うのですよね。
あのタキシードは、衣装会社のものだそうだけれど、平さん専用のように何度も着ていらっしゃるとのこと♪(笑)
本当に着慣れているのが、舞台を見ていてもよくわかります。
日本人で、あんなにあの格好を着こなして、あれほど似合う方って、そうそういないんじゃないかな〜と思います。それと、自然に感じられる持って生まれた品の良さ、というものもあるのかもしれません。
そして、平さんは本当に舞台映えする方だな〜と、改めて思いました♪
平さんファンの私としては、ドラマや映画も大好きなのですが、舞台の平さんが一番好きです。
昨日のトークショーでは、バス旅などでも感じられる、チャーミングな平さん全開でした♪

そして、小堺一機さんが、宮田さんと平さんとの稽古中の様子を、お得意の物まねで再現してくださいました(笑)
宮田さんが「ん〜、平くんどうしちゃったのかな。昨日はヒギンズだったけど、今日は平くんだったよ〜」みたいなことを、平さんに話している場面だったのですが、それを聞いた時、役者さんが役を演じる、ということの大変さを、垣間見たような気がしました。
皆さんのお話によると、やはり平さん演じるヒギンズ教授が一番大変だったようで。。。
確かに、ヒギンズ教授のあの、大人になってもある意味子どもっぽくて、女性を下に見ていて、自分の世界観が全てという、口達者なイヤ〜な男の側面を、ちゃんと表現できてこその、今回の「ピグマリオン」なのだなと思うのです。
きっと、あれが中途半端なヒギンズ教授だったなら、ここまで伝わってこないんじゃないか、と。。。
あの膨大な量の台詞、あのテンションの高さ、そして常に落ち着きなく動き回るヒギンズ教授という役は、やはりとても大変なのだな〜と思いました。
でもそれを乗り越えられたから、ヒギンズ教授=平岳大さん?と思えるほど、あんなに素晴らしい演技になっているのだなとわかり、感動しました。

石原さとみちゃんは、昨日の舞台の最初の方で、口の中?をケガしたらしく、そんな状態でも普通に演じられていました。
役者さんって、本当に凄いなぁ。。。
石原さとみちゃんは、インタビューでもお話されていましたが、稽古が大好きとのこと。「いくらでも恥をかけるじゃないですか!」という言葉を聞いて、素敵な人だなあと思いました。
彼女から感じられる真っ直ぐさは、トークショーでも伝わってきて、可愛らしかった♪ 

昨日は、前回観たときより、みなさん、いい意味でリラックスされているように感じました。
それから、昨日、印象に残ったのが、春風ひとみさん。
立っている姿、お辞儀の仕方などがとても美しくて、優雅でした♪
それはやはり、厳しい宝塚ご出身だから、なのかしら♪ 

次回は12月1日の千秋楽♪ 楽しみです♪

 
★前回の観劇の感想はこちら
新国立劇場 舞台『ピグマリオン』を観て(2013/11/14)。

★舞台『ピグマリオン』は、新国立劇場にて、12月1日まで。
公式サイトはこちら。

新国立劇場のサイトで舞台写真が掲載されていますよ♪

 
[ 追 記 ]
★3回目千秋楽の感想はこちら。
3回目の観劇。新国立劇場 舞台『ピグマリオン』千秋楽(2013/12/1)

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3 Replies to “新国立劇場 舞台『ピグマリオン』2回目の観劇(2013/11/20)”

  1. 初めまして! トーク・セッションがあるならと午後半休とってこの日に臨んだのですが、夜にベルリン・フィルで川崎に行く日だったと後に気付き、結局本編のみしか観れませんでした。 そんなわけで詳細がうかがい知れて感謝の念に絶えません。 KAKOさんが千秋楽もどうか楽しんで行かれますように、祈念いたします。 密かに、千秋楽の様子もupされること期待してます♪

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    1. Meitneriumさん、こんにちは♪
      遅くなりましたが、千秋楽の感想などを書いてみましたので、ご笑覧くだされば嬉しいです♪

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  2. Meitneriumさん、こんにちは♪ コメントを残してくださって、ありがとうございます( ‘-‘ )( ,_, ) ペコ
    なんと、20日はピグマリオンとベルリン・フィルという素晴らしい一日だったのですねー!でもトークショーは見られなかったのは悲しいですね。私のこの拙い説明でも、少しはその場にいる雰囲気を感じていただけたのなら、とても嬉しいです(○´◡`○)
    千秋楽も、楽しんできますね♪
    千秋楽の様子…がんばります♪( ´▽`)

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